なぜか無性に乗りたくなった寝台特急
寝台特急は高価なイメージがありますが、サンライズ瀬戸(or出雲)は寝台料金がかからないノビノビ座席というものがあり、安価で寝台特急に乗ることが出来ます。
私が乗った時の料金は、高松駅から東京駅まで、
乗車券¥11,540+特急料金¥3,830=¥15,370で、
高松から東京へ、マリンライナーと新幹線で行くより安いんです。(2022/4/9時点)
今回の投稿は、サンライズ瀬戸の設備やノビノビ座席をご紹介します。
きっぷの買い方
JRの駅にある「みどりの窓口」か、オンラインのJRおでかけネットの「e5489」で購入できます。
乗りたい日の1ヶ月前の、朝10時から買うことができます。今回は下記の「e5489」で購入しました。
https://www.jr-odekake.net/goyoyaku/e5489/
座席を選ぶことができ、二人で乗りますので、7C,7D席を買いました。
「e5489」での予約方法については、こちらの記事が大変わかりやすいです。
e5489でのきっぷの受取り方
「e5489」で購入したきっぷは、みどりの窓口か、みどりの券売機で受け取ることができます。
今回はみどりの券売機で発券しました。
青の「予約したきっぷのお受取り」を選び、決済したクレジットカードを挿入すると、予約内容が表示されますので、あとは発券するだけです。
出発・到着時刻について
高松の出発は21:26、東京の到着は07:08です。(2022/05/13時点)
ノビノビ座席
12号車にあるノビノビ座席へ。一番安価な寝台です。
通路は狭いので、大きいキャリーケースがあると通り辛いかもしれません。
2階の7C、7D席へ。
フェリーのタコ部屋のような作りで、寝た状態で胸から頭の位置くらいに仕切りがあります。
床が硬いのは知ってましたので、キャプテンスタッグのevaウレタンマットを買いました。
床にはカーペットが敷かれてますが、厚みは1cmも無く、仰向けで寝ると腰の骨が床に当たって痛いです。
一応、薄めの掛けシーツと、用途不明の小さい布が備え付けられていますが、これを敷いても腰の骨の痛さが軽減されることはありません。
キャプテンスタッグのevaウレタンマットを用意して正解でした。全然痛くないです。
他の乗客はそのまま寝てて、膝を立てたりして、かなり辛そうでした。
しかしマットは折り畳み式で結構嵩張るので、amazonで売ってる安くて大きいトラベルバッグに入れて行きました。マット以外にブランケットも2枚くらいは余裕で入ります。
マットはキャンプや、災害時のマットとしても使えると思いますので、嵩張りますが買って損はないと思います。
通路の方にカーテンがありますが、隣がしまってないとあまり意味ない感じです。
ノビノビ座席の設備
各座席にルームライトと読書灯がついてます。またドリンクホルダーと、使い捨てのカップがあります。ドリンクホルダーには、缶や瓶を入れることができます。
エアコンも付いており、風向き、on offを切り替えられます。
シャワールームがある
車内にシャワールームがありあす。
このシャワールームを使うためには、シャワーカードの自販機がありますので、このカードを買ってシャワールームで挿入すると6分間シャワーを使うことができます。
注意!!)タオルとシャンプーは備え付けられてませんので、予め用意する必要があります。
(一番値段が高い寝台は、タオル付きです)
このシャワーカードは争奪戦になるみたいです。高松駅から先の駅で乗車される場合、売り切れになってる場合があります。
入浴は事前に済ますのが吉
今回の旅では、事前に銭湯で風呂を済ませました。
時間に余裕があるときは、ゆっくり風呂に入るのが間違いないです。
高松駅最寄りのあかね温泉という銭湯に行きました。しかし徒歩では遠いので、タクシー必須です。
お子様連れのお客さんが多い、地元感のある銭湯です。
ラウンジ
椅子とカウンターが配置されたラウンジスペースがあります。
外を眺めながら、酒を飲むのとおいしいでしょう。
車掌さんの切符確認あり
乗車して席に着きますと、車掌さんの切符確認がありますので、すぐに取り出して提示できるようにしておきましょう。
サンライズ瀬戸で用意したほうがいいもの
・しっとりマスク
コロナ禍であってもなくても、睡眠を伴う長距離移動では必需品です。夜行バスでも必携してます。呼吸の快適さが段違いです。
・蒸気でホットアイマスク
車内は揺れますので、リラックス度を上げるために必須です。
歯ブラシ
社内で飲食するなら必要です。システマが一番好きです。
・おちょこ
日本酒を飲みたかったのでチタン製のものを持っていきました。陶器やガラスのように、割れる心配がありません。
・栓抜き
瓶ビールを買って、栓抜きが無い悲しみは避けないといけません。
・マルチツール
ハサミがありますので、何か袋を開けるときに便利です。栓抜きも付いており、大変便利です。
その他、車内での楽しみ
酒とつまみ
ノビノビ座席では、匂いや音には気をつけなければいけませんが、夜の車内での晩酌はやはり良いものです。
しかし、高松駅付近の銘品館には、特に名物的なつまみのラインナップは少なく、併設されてるコンビニのおつまみくらいしかなかったです。残念ながら地酒のラインナップも少なかったです。
早朝の海を眺める
ノビノビ座席の窓は太平洋向きなので、海を眺められます。
これは4/10の朝6時頃の写真です。これを見ながらの日本酒は最高でした。
気になる点
プライバシーがほぼありません。
寝た状態で、上半身くらいの仕切り板はありますが、他は仕切られておらず、フェリーのタコ部屋のような感じです。値段相応です。
コンセントが無い
ノビノビ座席にはコンセントがありません。携帯電話を充電するならモバイルバッテリーは必須です。
洗面台にはコンセントは用意されてますが、共用のスペースなので、充電はしないほうがいいでしょう。
ノビノビ座席についてまとめ
特に不満はなく、楽しい移動でした。前述しました通りプライバシーがほぼ無く、片隣は知らない人でしたが、全然気になりませんでした。(幸い、となりが妻ということもありますが。。。)できるだけ早く、端っこの席を予約することをおすすめします。
入浴も事前に済ませておいてよかったです。シャワールームは開いてるかどうか都度都度確認しないといけませんし、タオルの用意や、濡れたタオルの持ち帰りなどが無くて済みます。
旅行では楽しく車内を楽しめますが、翌朝仕事があり、揺れる場所での睡眠に慣れておられない人にはおすすめしません。翌朝が休みであれば、大丈夫と思います。
大阪に住んでますので、大阪から乗ればいいのですが、せっかくの寝台列車なので、始発駅の高松駅から乗りました。
正直、しっかりとした睡眠はできないのですが、非日常感を楽しめる移動で楽しめました。朝日を眺めながらの日本酒は最高でした。
いつかまた、逆方向(東京発)で乗ってみたいです。